現役の大学生の皆さん、教員採用試験に向けて参考書は準備していますか?
大学生当時の僕は、下記のような悩みを持っていました。
・だけど何から取り組めばいいのかわからない。
・とりあえず参考書を大学の売店で買ったけど、さっぱりわからない・・
・大学の授業を受けても、参考書の内容はわからない。
本記事では、こういった悩みを解決します。
本記事の内容
- 1 教員採用試験に向けて、どんな教材を買えばいいのか?
- 2 今の自分のレベルからでもできる勉強方法とは?
- 3 大学(または臨時教員生活)をどう過ごせば効率が良いのか?
✔️ 記事の信頼性
この記事を書いている僕は、独学で教員採用試験を3年連続で筆記試験合格してます。なので毎年筆記試験・面接試験と受けてので、採用試験に関しては割と詳しいです。
大学4年時は、しっかりと対策ができず不合格でした。大学卒業後、期限付き教諭として働きながら、独学で勉強してきました。
忙しい中でしたが、3年連続合格できたのは本質的で効率的な試験対策ができたからだと思っています。
こういった僕が、解説していきます。
1 教員採用試験に向けて、どんな教材を買えばいいのか?
結論から言うと、下記の通りです。
- 1)過去問(必須)
- 2)高校の保健の教科書(必須)
- 3)体育実技の教科書(必須)
- 4)東京アカデミーの専門教養(必須)
- 5)文部科学省出版の学校体育実技指導資料(必要に応じて)
- 【補足】学習指導要領解説
その1:過去問
教員採用試験は県別によって出題内容や出題形式が大きく変わるって知ってましたか?
例えばこんな感じです。
A県:センター試験のような「マークシート式」。論文試験あり。
B県:定期テストのような「記述式」。論文試験なし。
A県では、マークシートなので用語はざっくりと覚えていれば大丈夫ですが、B県はそうはいきません。またA県は論文試験があるので、対策しなければ受かることはないです。逆にB県は、論文がないのでその対策は不要です。
なので、まずは自分が受けたい県の教育委員会のHPをチェックしてどんな内容なのか確認しておくことは必須です。
そして、一般的な教員採用試験の参考書よりも過去問を手に入れるのが先です。
過去問は目的地(合格)に到達するためのコンパスのようなものです。
過去問は、共同出版社の1択です。
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「50自治体別・教科別 教員採用試験「過去問」シリーズ」
になります。一般教養・教職教養・専門教養全ての過去問を購入しましょう!(以下のリンクは参考です。あなたの県の最新のものを買って下さいね)
ここで注意点ですが、県別の「参考書」シリーズもありますがこちらは個人的には購入しなくてもいいかなと思っています。県別の過去問は必須です!あと、間違って全国版過去問を買わないようにして下さいね。
サクッとAmazon等で買っちゃいましょう!
>>楽天ポイントをお持ちの方は「楽天ブックス」で検索してみるのもアリです。
過去問の使い方については、こちらの記事を参照ください。
その2:保健の教科書(高校)
いきなり保健体育の専門教養の参考書を買って勉強するのは難しいと思います。
まずは、高校で使っている保健の教科書を手に入れましょう。
こちらは、「大修館書店」のものでいいかと思います。
教科書は学校によって取り扱う出版社が異なります。
ですが、国が定めてラインで作成されているので、あまりどこの出版社がいいかは気にしなくてもいいでしょう。
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高校の保健の教科書をマスターできれば、保健分野はほぼOKです。中学校の保健の教科書もよりわかりやすいので、手に入れててもいいかとおもいます。
その3:実技の教科書
こちらも学校で使われている体育実技の教科書です。
出版社はあまり気にしなくていいです。
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専門教養では、陸上競技、水泳、器械運動、サッカーなどについてのルールであったり、発祥、コートの設定等問われます。
(それも県によって変わります。)
実技書の良いところは、それらが一冊に網羅されている点です。
その4:東京アカデミー出版の専門教養の参考書
保健体育の専門教養の試験は、「保健分野」と「体育実技」からなります。
こちらは、保健体育をバランスよく勉強するのに役立ちます。
教員採用試験の参考書は、何社出版されていますが、東京アカデミーのものが最もわかりやすいです。
ただ、こちらは全県が対応できるようにバランスよく作成されています。なので、県によっては、全部をやる必要はないです。
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過去問をベースにして、必要なところをやって下さい。活用法については、こちらの記事を参考にして下さい。
その5:学校体育実技指導資料
これは+αなので、必須ではありませんが文部科学省出版の学校体育実技指導資料も持っておくと良いです。
こちらは、水泳、器械運動、体つくり運動など単元ごとの冊子になります。
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なので、県によって出題の多い種目については、文部科学省出版の学校体育実技指導資料を持っておくと良いです。
というのも、教員採用試験は県によって異なるといっても、公の試験です。
試験の作成者はどうやって試験を作成するのでしょうか?
考えられるのは以下の3つですね。
2)現場で使っている教科書から作成する
3)国(文部科学省)が出している出版物から作成する
つまり、上記の資料を揃えておけばOKということがわかるでしょう。
僕の受けた県の過去問を分析すると、体育実技指導資料からまんま出題されいてることもよくありました。
補足:学習指導要領解説(保健体育)
学習指導要領解説はイラストもなく、なんだか読んでいると眠くなりますw
情報量も多い割に、出題率が低かったので僕はあまり活用してないです。
そもそも先にあげた教科書や実技書等が学習指導要領に基づいて作成されているので、採用試験対策の観点からしたら個人的には優先度が低いです。
しかし、学習指導要領からの出題が多い県もありますし、教育実習などで将来的に必ず必要になってきますので、今のうちから手に入れておいて良いかと思います。
文部科学省のHPから無料でPDFをダウンロードできます。
・高等学校保健体育 学習指導要領解説(平成30年告示)
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2 今の自分のレベルからでもできる勉強方法
さて、必要な教材はわかったかと思います。
次にどのような順番で勉強するかですね。
下記のステップを踏んでください。
STEP2:とりあえず上記で紹介した教材を購入する
STEP3:過去問を教科書、実技書、参考書を参考しながら解いてみる
STEP4:これを覚えれば8割は点は取れるという知識セットを準備する
STEP5:覚える
STEP6:過去問で問題演習する
STEP7:知識の抜けを補完する
STEP1・STEP2は今、ここで完了させましょう!
STEP1は、自分の受けたい県の教育委員会のHPを見れば、教員採用試験のページがあるはずです。そこで昨年のものでもいいので、内容をチェックしてみ下さい。
保健体育の教員採用試験は主に以下の内容で構成されているはずです。
・体育実技
・面接や模擬授業
県によって、一般教養や論文がなかったりします。
体育実技も内容は県によって様々です。
現に僕は3つの自治体の試験を受けた経験がありますが、本当に全く異なりますのでまずはそのことを知って下さい。
あなたの大学は、あなたの受けたい県の教員採用試験の対策をしてくれるわけではありません。必要な単位を渡すだけに講義しているだけです。
まだ教育委員会のHPをチェックしていない方は今すぐ確認しましょう。
教育委員会のHPが確認できたら、早速上記で紹介した教材を購入してみて下さい。あなたが大学1年生であっても卒業後すぐに正規の教員になりたいのなら、もう揃えておくべきです。
具体的な勉強法(STEP3以降)については、こちらの記事で解説しています。
3 大学(または臨時教員生活)をどう過ごせばいいか?
結論は下記の通り。
これは内職をしろと言っているのではありません。
その講義に関連している項目は、高校の教科書ではどこなのか?
これを把握することで講義の頭の入り方も変わります。
また講義で語られていた詳しい内容等を、その教科書に書き込んでいけばあなたが教師になった時に、子どもたちにも更に高いレベルの話を提供できます。
講義がつまらない場合は、とりあえず該当部分の教科書を読み込んだり、重要そうな単語を覚えたりすればいいです。
つまらない授業のために時間を割くより、試験対策をした方が遥かに良いでしょう。
しかも全く無関係なことをしているわけでもないので、罪悪感を持つ必要もないです。
大学生といっても、忙しいと思います。バイトもしているかもしれないし、体育系の皆さんなら競技をやっていると思います。
こういう時間の使い方ができていれば、筆記試験を現役で突破するのも難しくないと思います。
僕自身も、こういった時間の使い方をすれば・・・と思いながらこの記事を書いています。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
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次のステップ
STEP4:これを覚えれば8割は点は取れるという知識セットを準備する
の解説はこちらの記事です。
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実技試験の対策はこちらの記事。
大量の知識を覚えるためのテクニックはこちらの記事。
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