授業ネタ

【小1・2宝取り鬼】逃げる・追いかけるを楽しむ|授業で使える教材5点セット

「鬼遊びが、足の速い子だけの遊びになってしまう」
「追いかける・逃げるを楽しみながら、全員が何度も動ける場にしたい」
「ルールを増やしすぎず、子どもが作戦を考えられるようにしたい」

そんな先生方へ向けて、小学校1・2年生の宝取り鬼で使える授業教材5点セットをご紹介します。

宝取り鬼は、攻める側が守りゾーンを走り抜けて相手の陣地から宝を持ち帰るゲームです。最初から複雑にせず、逃げる・追いかける・安全に止まることに慣れ、次に選べる規則を一つ加えていきます。

結論から言うと
宝取り鬼は、「守りゾーンを走り抜けて宝を持ち帰る」だけの易しいゲームから始めると、低学年でも目的が分かりやすく、全員が何度も走る機会をつくれます。規則の工夫は、一度に一つだけ選びます。

公式資料・動画をひと目で見る

スポーツ庁は低学年のゲームとして「鬼遊び『宝取り鬼』」を掲載し、易しいゲームの行い方や規則・攻め方を公式動画で示しています。

スポーツ庁|鬼遊び「宝取り鬼」(PDF)

スポーツ庁「鬼遊び 宝取り鬼」公式資料のコート図と活動例
スポーツ庁「鬼遊び『宝取り鬼』」資料より。画像をクリックすると公式PDFが開きます。

1. 宝取り鬼・場づくりカード

  • 自分の陣地・守りゾーン・相手の宝エリアを、コーンやラインで明確にする
  • 宝は紅白玉やボールなど、落としても安全な物を使う
  • 攻める人は自分の陣地からスタートし、守る人は守りゾーンの中だけで守る
  • ゲーム前に、ぶつかりそうな場所・危険物がないかを全員で確認する

2. ゲームの約束カード

  • 守りの人は、守りゾーンから出ない
  • 攻める人は、マークを取られたら自分の陣地に戻ってまた始める
  • コートの外に出たら、自分の陣地からやり直す
  • 押す・引っ張る・体当たりはしない

3. 選べる規則カード

一つだけ選んで、ゲームの前後で比べます。

  • 守りゾーンを2か所にする
  • 守りの人数を変える
  • 守りゾーンの外に安全地帯をつくる
  • 取られなかったマークも得点にする
  • 宝の数・宝エリアまでの距離を変える

4. 友達を見るカード

  • 「守りのすき間を見つけて走れた人」を見つけよう
  • 「友達と反対側から攻めた人」を見つけよう
  • 「安全な場所で止まれた人」を見つけよう
  • まねしたい動き・作戦を、一つ友達に伝えよう

5. ミニ指導案(45分の例)

【準備】5分 … コーン、宝、マーク、待つ場所を確認。全員でコートを歩き、危険物とぶつかりやすい場所を確かめる。

【導入】5分 … ねことねずみ、またはチームでしっぽ取り遊び。止まる・方向を変える・追いかける感覚に慣れる。

【展開①】10分 … 守りの人を少なくした易しい宝取り鬼。守りゾーンを走り抜け、宝を自分の陣地へ持ち帰る。

【展開②】10分 … 規則を一つだけ選んでゲーム。ゲーム後に「前より走りやすかった?」「どこが難しかった?」をチームで短く共有する。

【展開③】10分 … 友達のよい動きをまねして、もう一度ゲーム。走る順番や攻める場所を一つ決めてから始める。

【まとめ】5分 … 「安全のために気を付けたこと」「自分たちに合っていた規則」「次に試したい作戦」を振り返る。

体育の声かけ例

逃げる・追いかけることを支えるとき

  • 「守りの人は、どこを見ているかな?」
  • 「まっすぐだけじゃなく、止まる・曲がるも試してみよう」

作戦を考えるとき

  • 「どの規則なら、みんなが何度も走れそう?」
  • 「友達と同じ所に行かず、反対側から行くとどうなる?」

安全を支えるとき

  • 「走る前に、前が空いているか見よう」
  • 「ぶつかりそうになったら、どこで止まれるかな?」

参考書を探すとき

クラスに合わせた設計は個別相談で

この記事は、宝取り鬼を始めるための共通の土台です。実際には、児童数、コートの広さ、走力差、使えるマークや宝によって、最適な守りゾーン・チーム数・規則は変わります。

  • 「この人数なら、守りは何人・何コートにする?」
  • 「走ることが苦手な子も、何度も参加できる形にしたい」
  • 「学級の雰囲気に合う得点やルールを一緒に決めたい」

といったクラス固有の設計は、個別相談で扱います。

出典

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