小3・4 授業ネタ 走・跳/陸上運動

【小3・4かけっこ】いろいろな姿勢から素早く走り始める|30m走の授業アイデアと教材5点セット

「小3・4のかけっこ、最初の時間は何から始めればいい?」
「速く走れる子だけが楽しむ授業にならないか心配」
「走り出し方を工夫する活動を、すぐ使える形で知りたい」

中学年のかけっこでは、いろいろな姿勢から素早く走り始め、一定の距離を調子よく最後まで走ることを楽しみます。最初からフォームや記録を細かくそろえるのではなく、自分に合う走り出しの姿勢を選び、短い距離で何度も試せる場をつくると入りやすくなります。

結論から言うと

最初は、いろいろな姿勢から10m走をする場と、30m走に挑戦する場を用意しましょう。子どもが自分に合う姿勢を選び、走る方向・待つ場所・ゴールの先まで安全に進むことを短く共有します。

この記事でわかること

  • 小3・4のかけっこで大切にしたい動き
  • 最初の1時間に使える場づくりと授業の流れ
  • 安全・見取り・振り返りに使える教材5点セット

授業でまず見せる公式資料

スポーツ庁の中学年用資料では、かけっこ・リレーを、距離を決めて調子よく最後まで走ったり、走りながらバトンの受渡しをしたりする楽しさや喜びに触れる運動として示しています。第3学年のかけっこでは、いろいろな姿勢から素早く走り始めることが重点として示されています。

スポーツ庁の中学年かけっこ・リレー資料。本時の展開と10m走の活動例が示されているページ
資料:スポーツ庁「小学校体育(運動領域)指導の手引 中学年 かけっこ・リレー」 本時の展開①(1/7時間)

公式PDFを別タブで開く

授業のイメージを動画で見る

文部科学省の「小学校中学年体育~07かけっこ・リレー」です。現在の授業内容は上のスポーツ庁資料を基本にしつつ、走る・リレーする活動のイメージをつかむ補助としてご覧ください。

動画をYouTubeで開く

最初の1時間の流れ

目安 活動 先生が見ること
5分 健康観察・今日の目標・安全確認 走る向き、待つ場所、ゴールの先まで確認できているか
8分 準備運動・スキップ・軽い走 走る・弾む動きに無理なく入れているか
10分 いろいろな姿勢から10m走 合図を聞き、自分に合う姿勢から素早く走り始められているか
12分 30m走に挑戦する場 最後まで調子よく走り、ゴール後も安全に進めているか
10分 友達のよさを見付ける 速さだけでなく、走り出しや安全な行動を言葉にできているか
5分 振り返り・片付け 次に試したい姿勢・工夫を書けているか

場づくりは「10m」と「30m」の2つから始める

1. いろいろな姿勢から10m走をする場

短い直線コースをつくり、立った姿勢、座った姿勢、手を地面につけた姿勢などから合図で走り始めます。走り出しの姿勢を一つに決めず、何度も試して自分に合う姿勢を選べるようにします。

2. 30m走に挑戦する場

30m程度の直線コースを用意し、選んだ姿勢から走り始め、最後まで走ります。タイムだけを目的にせず、「合図で素早く動けた」「ゴールまで走り切れた」など、自分の目標を選べるようにします。

声かけ例

  • 「今日は、どの姿勢からだと走り始めやすいか試そう」
  • 「走る前に、前の人がゴールの先まで進んだか見よう」
  • 「友達の、走り始めがよかった工夫を見つけよう」

授業で使える教材5点セット

下の文面は、そのまま板書・投影・学習カードに使える形です。学級の実態に合わせて一つだけ選んで使ってください。

① 今日のめあてカード

きょうの めあて
□ 自分に合う姿勢から、すばやく走り始める
□ ゴールまで調子よく走る
□ 走る前と走った後の安全を確かめる

② 姿勢を選ぶカード

どの姿勢から始める?
□ 立った姿勢
□ 座った姿勢
□ 手を地面につけた姿勢

走ってみたら、自分に合う姿勢を一つ選ぼう。

③ 安全確認カード

走る前の4チェック
□ 走る道に人や物がない
□ 前の人がゴールの先まで進んだ
□ 待つ場所が決まっている
□ ゴールの後も、すぐに止まらず安全に進む

④ 友達を見るカード

友達のよさを一つ見つけよう
□ 合図を聞いて、すばやく走り始めていた
□ 最後まで調子よく走っていた
□ 自分に合う姿勢を選んでいた
□ 安全を確かめていた

⑤ 振り返りカード

ふり返り
今日走り始めやすかった姿勢:________
次に試したいこと:____________
安全で気付いたこと:___________

安全面で必ず確認すること

  • 走る方向と待つ場所を固定し、前の子がゴールの先まで進んでから次の子が走る。
  • 走路・ゴールの先に人や危険物がないことを、活動前と活動中に確かめる。
  • 人数に応じて複数コースを用意し、待ち時間と走路への飛び出しを減らす。
  • 速さや記録だけを比べず、姿勢の選び方や最後まで走ることも見取る。
  • 体調不良や痛みを訴える子には無理をさせず、見学・記録・応援などの役割を用意する。

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参考資料

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