小1・2 授業ネタ 水泳・水遊び

【小1・2水遊び】水に慣れる・水の中を移動する遊び|活動5つと安全の約束

結論から言うと

最初は「水を体にかける → ゆっくり入る → 水の中を歩く → 口から息を吐く」の順で、水に慣れる時間を取ります。苦手な子に顔つけやもぐりを急がせず、自分で選べる簡単な活動から始めます。

この記事で分かること

  • 最初の授業で使える水遊びの活動5つ
  • 水慣れから水中移動へ進む順番
  • 顔に水が苦手な子への声かけ
  • バディと水遊びの約束

低学年の水遊びは、いきなり泳がせる時間ではありません。まずは、水をかける・ゆっくり入る・歩く・息を吐く・友達と約束を守るところから始めます。

授業でまず見ておきたい公式資料

スポーツ庁の低学年向け資料には、水の中を移動する運動遊び、もぐる・浮く運動遊びの単元例と、水遊びの心得が掲載されています。

スポーツ庁の低学年水遊び 水中移動と水慣れの授業例
出典:スポーツ庁「水の中を移動する運動遊び、もぐる・浮く運動遊び」

スポーツ庁「小学校体育(運動領域)指導の手引」を見る

公式動画で活動の雰囲気を確認する

スポーツ庁の動画資料には、低学年の水遊びがあります。これは感染症対策を踏まえた授業の工夫例として公開された動画です。実施の可否・方法は、現在の学校・施設のルールを優先してください。

スポーツ庁「コロナ禍における体育、保健体育の教師用指導資料」を見る

今日の授業で使う5点セット

1. 入水前・バディ確認

  • 今日の体調を先生に伝える
  • バディの名前と顔を確認する
  • 準備運動とシャワーを終えてから入る
  • 先生の合図があるまで水に入らない
  • 困ったら、すぐに止まって先生へ伝える

2. 水かけ・ゆっくり入る

  • 手ですくった水を、足・腕・肩にかける
  • 自分でできる子は、胸・背中にもかける
  • プールサイドにつかまり、足からゆっくり入る
  • 水位が変わった感覚を言葉にする
  • 顔に水をかけるかは、自分で選ぶ

声かけ:「水を体にかけて、びっくりしない準備をしよう。顔に水をかけるのは、できそうな人だけで大丈夫。」

3. 水の中を移動する

  • 水につかって、前へゆっくり歩く
  • カニ歩きで横へ進む
  • アヒル・カエル・ワニなどの動きをまねて進む
  • 合図で止まる・向きを変える
  • 競走ではなく、水の抵抗の違いを楽しむ

4. 息を吐く・もぐる準備

  • 口から「ふーっ」と息を吐く
  • 水面に口を近づけて、泡をつくる
  • できる子は、鼻や口を水につけて泡をつくる
  • もぐる活動は、学校の指導計画と子どもの状態に合わせて進める
  • 苦手な子は、水中移動を続ける選択でよい

5. 水遊びの約束・ふり返り

  • プールサイドは走らない
  • 飛び込まない
  • 友達とぶつからない
  • 順番を守り、勝手に別の場所へ行かない
  • 今日できたこと・守れた約束を一つ振り返る

最初の1時間の流れ

時間 活動 先生が見ること
5分 集合、健康観察、バディと約束の確認 見学者、体調、人数、入水前の落ち着き
5分 準備運動、シャワー 安全な準備、衛生面、シャワーの順番
5分 水かけ、ゆっくり入水 顔に水が苦手な子を急がせない
10分 水の中を歩く・横に進む・まねっこ歩き バディ、進行方向、ぶつからない間隔
10分 息を吐く・泡をつくる・選べる活動 一人で無理をしていないか
5分 約束の振り返り、整理運動、退水 体調とけが、片付け、次時への見通し

顔に水が苦手な子への対応

様子 まずすること 避けること
入水をためらう プールサイドで水を手足にかける、つかまって足から入る 周りが待っている前で急がせる
顔に水が苦手 肩・首・ほおへ少しずつ。本人が選べるようにする 顔つけを一律の課題にする
水中移動が不安 壁の近く、バディと同じ進行方向、短い距離から始める 深い場所や長い距離へ急に進ませる
もぐるのが怖い 泡をつくる、水面に口を近づけるところまででよい 息を長く止めさせる、競争にする

水遊びの安全で必ず確認すること

学校・施設ごとの水泳安全管理が最優先です。

監視体制、水深・コースの使い方、入水基準、気象判断、救急対応、バディの運用は、必ず学校・設置者・施設の手順に従ってください。この記事だけで水遊びの実施可否を判断しないでください。

  • 健康観察と人数確認を、入水前・活動中・退水後に行う。
  • プールサイドを走らない、飛び込まない、押さない、勝手に移動しない約束を毎時間確認する。
  • 顔つけ・もぐり・浮きは、子どもの状態と学校の指導計画に合わせて段階的に行う。
  • 気温・水温・天候・施設の状態に異常がある場合は、学校の基準で活動を中止・変更する。
  • 指導者の見守りが届かない活動や、単独での行動をさせない。

さらに授業づくりを深めたい先生へ

個別相談

水遊びは、学校や施設の条件で場づくり・人数配置・活動順が大きく変わります。学校の安全手順を前提に、学級人数やプール環境に合う活動の組み方を整理したい場合は、個別相談で扱います。

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