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【中学校フォークダンス】踊り方6例・公式動画一覧|仲間と踊る6時間の授業づくり

  • 足の動きと隊形を一度に教えると、生徒が迷ってしまう。
  • 相手の交代がうまくいかず、踊りが止まる。
  • 行事の練習だけでなく、体育の学習として深めたい。

まず短い部分で「みんなと踊れた!」をつくる。足の動き→移動・組み方→音楽に合わせる、を分けて確かめると、初めての生徒も入りやすくなります。

外国の踊り5例と炭坑節の動画、スポーツ庁の指導動画2本を一覧にしました。初回50分、6時間の単元例、つまずき対応、確認カードから必要なところを選んで使えます。

公式資料を参考にした授業案です。筆者の実施記録ではありません。時数・活動・声かけは本記事の提案で、学級に合わせて調整してください。

踊り・動画を選ぶ|今日の授業の入口

フォークダンスは「同じ振りを覚える」だけではない

日本の民踊や外国の踊りには、それぞれ特徴的な足運び、体の使い方、組み方があります。形を確かめ、音楽と仲間に合わせて踊ることが学習の中心です。現代的なリズムのダンスのように、自由に振りを変えることを主な課題にはしません。

中学1・2年では特徴的なステップや動きを、3年では組み方も含めて深めます。由来や文化にも短く触れ、「なぜこんな動きなのだろう」と実際の踊りにつなげます。現行の学習指導要領解説・ダンスの項

① 形をつかむ
短い部分をまねてみる。
② 音と合わせる
足・腕・移動をつなぐ。
③ 仲間と味わう
特徴を大切に、交流する。

まず教師が確認|スポーツ庁の指導動画

中学校|フォークダンスの授業における工夫

中学校向け・教師用資料

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授業の組み立てや提示の工夫を確認する入口に。生徒に見せるときは、見る場面と観点を絞ります。

小学校高学年|既習を確かめる参考に

小学校高学年向け・教師用資料

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中学校の到達目標そのものではありません。初めて踊る生徒や、基本へ戻る場面の教材研究として使います。

スポーツ庁の公式掲載ページ。感染症対策を背景に制作された資料です。当時の対応を、現在の一律のルールとして示すものではありません。

踊り方を動画で確認|6つの入口

以下は日本フォークダンス連盟の学校向け教材を、日本コロムビアの公式チャンネルが公開している動画です。小学校編の2曲は既習の確認として位置付けています。1単元ですべて扱うのではなく、学年や経験に合わせて選びます。

小学校編/既習の確認に

マイム・マイム

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
進む方向と、全員が同じタイミングで動くところに注目。小学校で経験していても、一度短く確かめます。

中学校・高等学校編

オクラホマ・ミクサー

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
足の動きと、次の相手へ移る場面を別々に確認。交代だけを歩いて練習してから、音楽に戻します。

小学校編/既習の確認に

コロブチカ

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
相手との間隔と、動きの切替えを見る。まず同じ部分を繰り返し、慣れてからつなぎます。

中学校・高等学校編

バージニア・リール

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
誰が動くか、どこへ戻るかを確かめます。番号や床の目印を使い、移動経路だけを歩いて試します。

中学校・高等学校編

ドードレブスカ・ポルカ

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
ステップ、回転、相手の交代を一度に教えず分けます。回転で引っ張らないよう、狭い場所では無理に行いません。

中学校・高等学校編

炭坑節

日本コロムビア公式/日本フォークダンス連盟制作教材

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授業で見るポイント
腕の動きだけでなく、足運びと腰の使い方にも注目。動きが何を表すか考えながら踊ります。

上の「見るポイント」は本記事の活用提案です。踊り方の細部は動画と指導資料で確認してください。動画による見本確認と、授業用音源の準備は分けて考えます。

配置を先に確かめる|3つの隊形

ここは位置関係を理解するための模式図です。踊りによって向きや進み方は異なるため、実際の隊形・移動は選んだ動画に合わせます。印は性別ではなく位置を示します。

一つの輪

 ● ● 
●   ●
 ● ● 

マイム・マイムなど。中心へ詰まりすぎず、隣との間隔をそろえます。

二重の円

 ● ● 
● ○ ○ ●
 ● ● 

オクラホマ・ミクサーなど。内外の位置と、次の相手へ進む経路を先に確認します。

向かい合う列

● ● ●
↕ ↕ ↕
○ ○ ○

バージニア・リールなど。自分の相手・順番・戻る場所を確かめます。

相手を替えるところだけ、歩いてみる

音楽も複雑な足の動きも一度外し、教師の合図で「次の位置へ→止まる」。移動先が分かってから踊りに戻します。ペアは性別で固定せず、役割や位置で説明できます。

覚えにくいところを小さくする|練習6例

1.音に合わせて歩く

選んだ曲で、その場の足踏みから。拍がつかめたら小さく移動します。

「足だけでも、音と合うところを見つけよう」

2.足の動きだけ取り出す

教師と同じ方向を向き、短い部分をゆっくり確認。左右が混乱する場合は床の目印を使います。

「今は手を休めて、足だけでいいよ」

3.短い部分をつなぐ

一つできたら次の部分へ。二つつないだら一度音楽に戻します。数え方は曲の拍子に合わせます。

「どの音で、次の動きに変わる?」

4.移動だけを歩く

曲を止め、輪の進み方や相手を替える経路だけ練習。位置が分かってからステップを加えます。

「次は誰と、どこで向き合う?」

5.踊りの特徴を見つける

日本の民踊と外国の踊りを短く比べ、足・腰・腕・隊形から違いを一つ探します。

「動きに、どんな特徴があった?」

6.二つのグループで交流する

一方が踊り、もう一方は見るポイントを一つ決めて助言。交代後、全員で踊り直します。

「音と動きが合っていたのは、どの場面?」

練習では動きを易しくしても、最後に選んだ踊りの特徴へ戻ります。難しい部分を全部別の振りに変えるのではなく、動く範囲・速さ・練習する長さを調整します。

初回50分|一つの踊りを短く味わう

初めての学級なら炭坑節など、一人でも動きを確かめられる曲から始める方法があります。既習がある学級はマイム・マイムなどから。以下は炭坑節を使う場合の提案です。

時間 活動 教師の支援
0~8分 健康観察・準備運動・音に合わせて足踏み 床、靴、間隔、体調を確認。
8~13分 動画の短い部分を見る。踊りの背景に触れる 見る観点は腕の動きと足運び。説明を長くしない。
13~23分 短い部分を、足→腕→合わせるの順で試す 教師と同じ方向を向いて確認。
23~33分 二つの部分をつなぎ、音楽で踊る 止めすぎず、迷う部分だけ後で戻る。
33~42分 小グループで見せ合い、助言を一つ返す できた動きやタイミングを具体的に伝える。
42~47分 全員で踊り直す 同じ方向を向く配置でも、小さな輪でもよい。
47~50分 整理運動・一言記録 「特徴/できたこと/次に確かめたいこと」を残す。

6時間の単元例|覚える・深める・交流する

時数を定めたものではなく、日本の民踊1曲と外国の踊り1曲を中心にしたモデルです。初めての学級では曲数を増やすより、踊り直す時間を確保します。

主な学習 見取りの例
1 炭坑節の短い部分を試す。音に合わせる。 踊りの特徴に気付き、まねて動いている。
2 全体をつなぎ、腕・足・腰の特徴を深める。 選んだ特徴を意識して踊り直している。
3 オクラホマ・ミクサーの足の動きを学ぶ。 短い部分を音楽に合わせている。
4 二人の動き・相手の交代を分けて練習する。 相手や周囲を見て位置を調整している。
5 日本と外国の踊りの違いを伝え合い、練習する。 気付いた特徴や課題を言葉や動きで伝えている。
6 学んだ2曲を交流して踊る。振り返る。 相手を尊重し、学んだ動きで踊っている。

3年では、経験に応じて組み方や交流の運営も深めます。「6時間だから2曲必須」という意味ではありません。

つまずいたとき|戻す場所を決めておく

困っている様子 支援の例
左右が逆になる 教師と同じ方向を向く。最初の一歩だけ目印で確かめる。
手と足を同時に動かせない 足だけを繰り返し、腕を一つずつ加える。
相手の交代で止まる 音楽を止めて移動先だけ歩く。位置を示し、できたら音に戻す。
恥ずかしくて参加しづらい 全員同時・一人の動きから。接触への不安は個別に確認し、距離を取った練習も用意。
経験者だけが教え続ける 教える役を固定せず、全員に踊る時間と見る時間を確保。
曲の最後まで覚えられない 一つの区切りへ戻る。最初から通す練習だけを繰り返さない。

授業で使える|5つの確認カード

① 今日のめあて
踊り:__
□ 足 □ 腕 □ 組み方
今日は__を確かめる。
② 踊りの特徴
どんな足運び?
どんな体の使い方?
気付いた特徴:__
③ 始める前
□ 床・靴・体調
□ 隣との間隔
□ 移動先と合図
引っ張らずに動く。
④ 仲間に返す
音と合っていたのは__。
次は__を一緒に試そう。
一度に一つ伝える。
⑤ 振り返る
踊りやすくなったのは__。
気付いた違いは__。
次に確かめるのは__。

評価は、笑顔の大きさや人前に出る積極性だけで決めません。踊りの特徴を捉えた動き、課題の見付け方と伝え方、相手の違いを認める姿や安全への配慮を、練習と交流の過程で見取ります。

教師の準備|安心して踊れる環境をつくる

  • 床の滑り・段差・コード・荷物を確認。腕や移動の範囲を考えて間隔を取り、接触しそうなら人数や輪を分けます。
  • 相手の手を強く引く、振り回す、無理な回転をさせる動きは避けます。痛みや不調があれば中止し、活動を調整します。
  • ペアの組合せをからかわない、動きを笑わない、無断で撮影・投稿しないことを共有します。接触への不安を全員の前で説明させません。
  • 曲は授業前に再生し、振りと音源の版・速さ・区切りを確認。動画と同名でも編曲や長さが異なる場合があります。
  • 動画や音源は配信元の案内を確認して利用し、ダウンロードした音源を教材として再配布する形にはしません。

指導の全体像を、公式資料で確認する

日本の民踊・外国の踊りを図で見比べる

文部科学省の4ページのリーフレットには、授業の考え方、単元例、日本の民踊、外国のフォークダンスが整理されています。2011年の旧課程資料です。現在の目標・評価は現行の解説と照合してください。

フォークダンスの公式PDFを開く →

教材研究に役立つ参考書・音源

踊りの指導を、まとまった資料で調べたいときに

日本フォークダンス連盟編著『学校フォークダンス指導のてびき:新学習指導要領による』(大修館書店、1990年)。フォークダンスの指導資料として探せる一冊です。

旧版の資料です。書名の「新学習指導要領」は現在の指導要領を意味しません。在庫・中古品の状態・収録内容を確認して選んでください。書誌情報

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授業で流す音源を準備する

日本コロムビア『学校フォークダンス −中学校・高等学校編−』(COCE-37921)は、オクラホマ・ミクサー、バージニア・リール、炭坑節などを収録。動画で使う曲と音源が合うか、収録一覧を確認できます。

公式の収録曲・購入案内を見る →

ほかの資料も一覧で比較したいときに

体育.netの書籍一覧を「表現・ダンス」で絞り込み、授業のねらいや対象学年に合う本を探せます。

表現・ダンスの本を一覧で探す →

ステップから作品づくりへ|別のダンス実践も見たい先生へ

中学校ダンス エアロビクスのステップから作品づくり

足のステップを土台に、手の振りと隊形は生徒が工夫。

フォークダンスの学習とは別に、エアロビクスの基本ステップを使って作品をつくる実践も紹介しています。「自由に考えて」だけにせず、工夫の出発点を用意する方法です。

エアロビクスの授業実践を見る →

ステップを選ぶ基本ステップ集
構成を考える白紙・記入例の構成表
発表を進める評価シート・進行表

授業に合わせて編集できるExcelと、印刷用PDFの教材パックも用意しています。

ダンス授業実践パックの内容・価格を見る →

エアロビクスの作品づくり用教材です。フォークダンスの振り付け集ではなく、この記事の公式動画や楽曲音源を収録した商品ではありません。

中学校の授業準備に|ほかの教材パック

教材パックはそれぞれ別売りです。

参考資料

資料・リンク確認:2026年9月15日。

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